シネマハウス大塚特別企画『大林宣彦~初期8ミリ作品から戦争三部作まで~』
[開催日]
10月28日(金)から11月3日(金)*10月31日は休映。連日10時半開場。上映プログラムは詳細参照。[企画意図]
永遠の映画少年を追って
6歳で35ミリフィルムに手書きでアニメーションを作ってから、82歳で病に倒れるまで映画を愛し映画を生きた永遠の映画少年・大林宣彦。
8ミリの個人映画から大画面の劇場映画まで、大林宣彦のように生きた映画人は他にいない。
特筆すべきは大林の映画人生が多くの映画少年たちに夢と希望を与え続けてきたことだ。
今回、シネマハウス大塚では、大林映画の原点なる8ミリ、16ミリ作品のすべて、また大林映画の集大成である戦争三部作を上映し、大林ワールドの“自由”を旅する。
追悼と敬愛と、そして感謝を込めて。
[上映日時とプログラム]
連日10時30分開場
連日ゲストトークあり。
10月28日(土)
11時から「第1部8ミリ作品」(全2時間23分)
13時30分から『この空の花―長岡花火物語』(160分)+トーク:マンガ家・森泉岳土・映画家 料理家・大林千茱萸
17時から「第2部16ミリ作品」(全3時間)
10月29日(日)
11時から「第1部8ミリ作品」(全2時間23分)
13時30分から『野のなななのか』(171分)+トーク:プロデューサー・大林恭子
17時から「第2部16ミリ作品」(全3時間)
10月30日(月)
11時から「第1部8ミリ作品」(全2時間23分)
13時30分から「第2部16ミリ作品」(全3時間)
17時から『花筐/HANAGATAMI』(169分)+トーク:映画監督・手塚眞
11月1日(水)
11時から「第1部8ミリ作品」(全2時間23分)
13時30分から「第2部16ミリ作品」(全3時間)+トーク:映画監督・足立正生
17時15分から『この空の花―長岡花火物語』(160分)
11月2日(木)
11時から「第1部8ミリ作品」(全2時間23分)
13時30分から「第2部16ミリ作品」(全3時間)
17時から『野のなななのか』(171分)+トーク:撮影監督・三本木久城
11月3日(金祭日)
11時から「第1部8ミリ作品」(全2時間23分)
13時30分から『花筐/HANAGATAMI』(169分)+トーク:映画監督・犬童一心
17時から「第2部16ミリ作品」(全3時間)
*トークコーディネーター 木村直人
[上映作品・解説]
8ミリ16ミリ作品ともにDVD上映。()は前説+本編時間。
第1部 「8ミリ作品一気上映・大林監督前説付き」(約2時間23分)
『絵の中の少女』1960年(5分+30分)、『だんだんご』1960年(6分+11分)、『形見』1963年(4分+17分)、『尾道』1963年(4分+17分)、『木曜日』1961年(6分+18分)、『中山道』1963年(4分+16分)。
第2部「16ミリ作品一気上映・大林監督前説付き」(約3時間)
『喰べた人』1963年(4分30秒+23分)
『Complexe=微熱の玻璃あるいは悲しい饒舌ワルツに乗って 葬列の散歩道』1964年(4分20秒+14分)
『EMOTION=伝説の午後=いつか見たドラキュラ』1966年(4分40秒+38分)
『CONFESSION=遥かなるあこがれギロチン恋の旅』1968年(10分+70分)
戦争三部作
『この空の花―長岡花火物語』(160分)=2012年作品。新潟県長岡市の花火大会を1945年の中岡大空襲の記憶とともに描く。
© 「長岡映画」製作委員会 PSC 2011 配給 TME PSC
『野のなななのか』(171分)=2014年作品。95歳で亡くなった祖父の葬儀に集まった親族がたどる敗戦後の樺太の記憶。
©2014 芦別映画製作委員会/PSC 配給/PSC TMエンタテインメント
『花筐/HANAGATAMI』(169分)=2017年作品。大林監督が個人映画時代に書いた脚本を実現。戦争勃発前を生きた若者たちの群像劇。
©唐津映画製作委員会/PSC 2017 配給/Karatsu Film Project
[入場料金](すべて税込み)
<第1部8ミリ・第2部16ミリは各回1,000円。戦争三部作はトーク付き1,500円。(注)11月1日の第2部のみ1,300円。同日『この空の花―長岡花火物語』1300円。
[予約。問い合わせ]
info@cinemahouseotsuka.com
大林伝説が甦る
個人映画の金字塔
大林映画は8ミリから始まった。